造船・舶用工業分野の試験概要 | 特定技能アジアサイト

造船・舶用工業分野の試験概要

試験名:造船・舶用工業分野特定技能1号試験

実施要領

実施要領資料

受験案内

受験案内資料

試験言語

日本語とする。(必要に応じてルビを付す。)ただし、専門用語等については他の言語を併記することができるものとする。

試験実施主体

実施主体:一般財団法人日本海事協会
所在地:東京都千代田区紀尾井町4番7号

実施方法

①技能試験は、実技試験及び学科試験によって行う。
②実技試験は、業務区分ごとに試験を行う。
③学科試験は、ペーパーテスト方式により業務区分ごとに試験を行う。

実施場所

申請者の準備した試験会場に試験監督者を派遣し、当該申請者の準備した機械設備等を利用する出張試験方式により実施する。

受験資格者

17歳以上の者とする。

受講料(一人当たり)

①学科試験及び実技試験を受験する場合:23,800円(税抜)
②学科試験のみ受験する場合(実技試験免除): 6,100円(税抜)

試験水準

技能試験の水準は、造船・舶用工業分野の業務に即戦力として従事できる一定の専門性・技能を有することを確認する観点から、実務経験2年程度の者が、事前に当該試験の準備を行わず受験した場合に、7割程度合格できる水準とする。

試験科目

(1)業務区分
技能試験は、以下の業務区分ごとに試験を実施する。
①溶接
②塗装
③鉄工
④仕上げ
⑤機械加工
⑥電気機器組立て

(2)学科試験
学科試験では、安全衛生並びに各業務区分の作業全般係る業務上必要となる知識及び能力を確認する。試験時間は60分、問題数は30問とし、真偽法(○×式)とする。

(3)実技試験
I.溶接
協会が別に定める試験母材を用い、次の①から⑦により溶接に行う。
※協会が交付した溶接士技量資格に係る技量証明書がある場合は、提示をもって実技試験は免除する。
①溶接方法は、「手溶接」、「半自動溶接」、「ティグ溶接」のいずれかとする。
②製品の種類は、「板材」とする。
③継手の種類は、「突合わせ溶接」とする。
④母材の種類は、「普通鋼」「ステンレス鋼」「アルミニウム合金」のいずれかとする。
⑤母材の厚さ:5mm以上
⑥溶接姿勢:「下向」、「横向」、「上向」、又は「立向上進」
⑦継手の詳細:「片面溶接 裏当てあり」、「片面溶接 裏当てなし」、「両面溶接 裏掘りあり」又は「両面溶接 裏掘りなし」

II .塗装
協会が別に定める金属板に対して、協会の指示に従い次の作業を行う。
①素地調整
②マスキング
③エアレススプレー、エアスプレー、ローラ又は刷毛を用いた塗装

III .鉄工
協会が別に定める材料及び工具を用い、協会の指示に従い所定の精度に仕上げ加工し、組合せ作業を行う。

IV .仕上げ
協会が別に定める材料及び工具を用い、協会の指示に従い所定の精度に仕上げ加工し、組合わせ作業を行う。

V .機械加工
協会が別に定める材料及び工作機械を用い、加工図その他協会の指示に従い掘削加工を行い、所定の寸法、精度に仕上げる。

VI .電気機器組立
協会が別に定める材料及び工具を用い、協会の指示に従い、器具の取付、電線の圧着接続、配線作業等を含む組立作業を行う。

合否の基準

学科試験及び実技試験の合格をもって、技能試験の合格とする。

I 学科試験
正答率が60%以上を合格する。

II実技試験1.溶接
溶接された試験材に対し、以下を満足することを合否の基準とする
(1)外観試験
有害と認められる割れ、ブローホール、アンダーカット、その他欠陥があってはならない。

(2)曲げ試験又は放射線透過試験
有害と認められる割れ、融合不良、溶込み不良、その他欠陥があってはならない。

2.塗装
塗装された金属板に対し、以下を満足することを合否の基準とする。
①塗装にむら、ゆず肌がないこと
②塗装膜厚が指示した膜厚以上であること
③指示のとおりマスキングされ、かつ、当該マスキング箇所に塗料の付着がないこと
④指示以外の塗装、マスキング等がされていないこと

3.鉄工
組み立てられた材料に対し、以下を満足することを合否の基準とする。
①ガス切断した個所に大きなうねりがないこと
②指示した寸法、誤差範囲内に組み立てられていること
③仮付け溶接に剥離がないこと
④指示以外の切断、溶接その他の加工がなされていないこと

4.仕上げ
①仕上げられた材料に対し、以下を満足することを合否の基準とする。
②指示された表面粗さに仕上げられていること
③指示されたすき間になるよう仕上げられていること
④その他指示のとおり仕上げられていること
⑤指示以外の加工がなされていないこと

5.機械加工
①機械加工された材料に対し、以下を満足することを合否の基準とする。
②指示に従い機械加工されていること
③指示された寸法及び精度であること
④指示以外の加工がなされていないこと

6.電気機器組立
①組み立てられた製作物に対し、以下を満足することを合否の基準とする。
②指示に従い器具が取り付けられ、かつ、配線されていること
③制御回路を有する場合は、指示のとおり動作すること
④指示以外の器具の取付け、配線がなされていないこと

結果通知書の有効期限

結果証明書の有効期限は、結果証明書の発効日から10年後とする。

試験の概要図

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学科試験 試驗時間: 60 分
出題形式 真偽選択法(○☓式)
出題範囲 安全衛生一般(10問) 溶接に関する知識・技能(文章問題10問、図表問題10問)
合格基準 60%以上正答
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